第3問 2021年9月実技生保顧客資産相談業務
第3問 設例
Aさん(69歳)は、X株式会社(以下、「X社」という)の創業社長である。Aさんは、今期限りで専務取締役の長男Bさん(44歳)に社長の座を譲り、勇退することを決意している。X社は、Aさんに支給する役員退職金の原資として、下記の<資料>の生命保険の解約返戻金の活用を検討している。
また、Aさんは、従業員の死亡退職金について、具体的な準備は行っていなかったため、生命保険会社の営業担当者であるファイナンシャル・プランナーのMさんに相談したところ、総合福祉団体定期保険の説明を受けた。
第3問 資料
<資料>X社が現在加入している生命保険の契約内容
保険の種類:無配当逓増定期保険(特約付加なし)
契約年月日:2013年11月1日
契約形態 :契約者(=保険料負担者)・死亡保険金受取人=X社
被保険者=Aさん
保険期間・保険料払込期間:77歳満了
基本保険金額 :5,000万円
逓増率変更年度:第9保険年度
年払保険料 :350万円
現時点の払込保険料累計額:2,800万円
現時点の解約返戻金額 :2,500万円
※保険料の払込みを中止し、払済終身保険に変更することができる。
※所定の範囲内で、契約者貸付制度を利用することができる。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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