問40 2021年9月学科
問40 問題文択一問題
決算書に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.損益計算書の売上総利益の額は、売上高の額から販売費及び一般管理費の額を差し引いた額である。
2.損益計算書の経常利益の額は、営業利益の額に営業外収益・営業外費用の額を加算・減算した額である。
3.貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部の合計額と一致する。
4.損益計算書の法人税等の額は、貸借対照表の純資産の額に税率を乗じて算出した額である。
問40 解答・解説
企業の決算書に関する問題です。
1.は、不適切。売上総利益(粗利)は、売上高から売上原価を差し引いたものです。
2.は、適切。会社の本業の利益である営業利益に対して、経常利益は、営業利益に通常の営業活動以外の収入と費用を反映した利益のことで、本業と副業を合わせた利益ともいえます。
3.は、不適切。貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部と純資産の合計額と、必ず一致します(資産=負債+純資産)。
貸借対照表は、左側(借方)と右側(貸方)の数値が必ず一致するため、英語ではBalance Sheet(B/S)バランスシートと呼ばれます。
4.は、不適切。損益計算書の法人税等の額は、法人の確定した決算による会計上の当期純利益をもとに、税法独自の規定によって、益金・損金に算入・不算入とされる項目を加算・減算する申告調整された課税所得金額に対し、税率を乗じて算出した額です。
よって正解は、2.
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