問8 2021年5月実技資産設計提案業務
問8 問題文
室井さんは、転勤のため家を貸すに当たり、FPの宮野さんに借家契約の説明を受けた。借地借家法に基づく借家契約に関する下表の空欄(ア)〜(ウ)に入る最も適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととする。
<語群>
1.制限はない 2.公正証書等の書面による
3.賃借人に正当事由がない限り更新される 4.期間満了により終了し、更新されない
5. 1年 6. 2年
問8 解答・解説
定期借家契約・普通借家契約に関する問題です。
普通借家契約は契約方法に制限がなく、口頭でも成立しますが、定期借家契約は公正証書等の書面によって行うことが必要です。
また、定期借家契約は、原則として更新がないため、契約期間満了後は、借主は退去することが必要です。ただし、貸主と借主双方が合意すれば、再契約は可能です。
これに対し、普通借家契約では、賃貸人(大家さん)が正当事由なしに更新を拒絶できないため、賃借人(入居者)と合意していなくても、更新したものとみなされます(法定更新)。
最後に、普通借家契約では、1年未満の契約期間だと期間の定めのない賃貸借とみなされますが、定期借家契約では1年未満の契約期間も認められます。
従って正解は、(ア)1.制限はない (イ)4.期間満了により終了し、更新されない (ウ)5.1年
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