問27 2021年3月学科
問27 問題文択一問題
オプション取引に関する一般的な仕組みや特徴等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.オプション取引には、権利行使期間中であればいつでも権利行使が可能なアメリカンタイプや、特定の権利行使日のみ権利行使が可能なヨーロピアンタイプなどがある。
2.オプションの買い手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。
3.オプションの売り手の損失は、プレミアム(オプション料)に相当する金額に限定される。
4.コール・オプション、プット・オプションのいずれも、他の条件が同じであれば、満期までの期間が長いほど、プレミアム(オプション料)は高くなる。
問27 解答・解説
デリバティブ取引に関する問題です。
1.は、適切。オプション取引のうち、ヨーロピアンタイプは満期日に限り権利行使可能であるのに対し、アメリカンタイプは取引開始日から取引最終日までいつでも権利行使可能です。
2.は、適切。オプション取引では、「コール」、「プット」にかかわらず、買い手は権利を行使するか放棄するか自由に選択可能です。ただし、オプションの売り手は当初プレミアムを手に入れる代わりに、買い手の権利行使に応じる義務を放棄できません。
3.は、不適切。オプション取引では、「コール」、「プット」にかかわらず、買い手の損失は支払ったプレミアムに限定されますが、オプションの売り手の損失は理論上無限大となります。
4.は、適切。オプション・プレミアム(オプションの価格)は、オプションの買い手にとって有利な条件には上昇し、不利な条件には下落しますので、満期までの残存期間が長いほど、コール・オプションもプット・オプションもプレミアムが高くなります。
(不確実な未来のものを、今買えるというのは、買い手にとって有利というわけです)。
よって正解は、3.
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