問3 2021年3月学科
問3 問題文択一問題
全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.健康保険の被保険者の一般保険料率は、都道府県ごとに設定されている。
2.健康保険の被保険者が退職後に任意継続被保険者となった場合、保険料については、任意継続被保険者と事業主であった者が折半して負担する。
3.高額療養費の支給の対象には、保険医療機関の窓口で支払った入院時の食事代や差額ベッド代も含まれる。
4.被保険者が、業務外の事由による負傷または疾病の療養のために仕事を連続して4日以上休み、その期間について報酬を受けられなかった場合は、労務に服することができなかった日の初日から傷病手当金が一定期間支給される。
問3 解答・解説
健康保険に関する問題です。
1.は、適切。全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率は、都道府県ごとに定められており、都道府県によって料率が異なります。なお、介護保険料率は、全国一律(40歳以上65歳未満の第2号被保険者の場合)です。
2.は、不適切。健康保険の被保険者は、退職しても、資格喪失日の前日までに「継続して2ヶ月以上の被保険者期間」があれば、健康保険の任意継続被保険者として、元の勤務先の健康保険に2年間加入できます。ただし、保険料は全額自己負担となります(通常は労使折半)。
3.は、不適切。高額療養費の算定における一部負担金(自己負担額)には、入院時の食事代や保険適用外の差額ベッド代は含まれません。
よって、高額療養費制度を利用しても、入院時の食事代や差額ベッド代は自分自身で負担することになります。
4.は、不適切。健康保険の傷病手当金を受けるには、ケガや病気で休んだ日が3日間連続すること(待期)が必要で、4日目以降から手当が支給されます。
よって正解は、1.
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