問40 2021年1月学科
問40 問題文択一問題
決算書に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.貸借対照表の現金残高がマイナスになることはない。
2.貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部および純資産の部の合計額と一致する。
3.損益計算書の売上総利益は、売上高から売上原価を差し引いて算出する。
4.損益計算書の営業利益は、売上総利益に営業外損益を加算・減算して算出する。
問40 解答・解説
企業の決算書に関する問題です。
1.は、適切。貸借対照表の現金残高は、会社の資金のうち、売掛金等の予定収入ではなく文字通り実際に今現在ある現金の残高ですので、帳簿上でマイナスになるということは、存在しないはずの現金を金庫から取り出していることになるため、有り得ないことです。
現金残高がマイナスになる主な要因は、現金の売上計上・事業口座からの現金引き出し等の計上漏れ(プラスの数字の計上漏れ)や、現金払いの経費の重複計上(マイナスの数字の超過計上)等があります。
2.は、適切。貸借対照表の資産の部の合計額は、負債の部と純資産の合計額と、必ず一致します(資産=負債+純資産)。
貸借対照表は、左側(借方)と右側(貸方)の数値が必ず一致するため、英語ではBalance Sheet(B/S)バランスシートと呼ばれます。
3.は、適切。売上総利益(粗利)は、売上高から売上原価を差し引いたものです。
4.は、不適切。営業利益は、会社の本業の利益を表すものですから、営業利益=売上高−売上原価−販売費・一般管理費となります。なお、売上総利益(粗利)は、売上高から売上原価を差し引いたものです。
よって正解は、4.
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!
FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】