問12 2021年1月学科
問12 問題文択一問題
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、特約については考慮しないものとする。
1.養老保険では、被保険者に高度障害保険金が支払われた場合であっても、その被保険者が保険期間満了まで生存したときには満期保険金が支払われる。
2.こども保険(学資保険)では、契約者が死亡した場合、あらかじめ指定された受取人に死亡給付金が支払われる。
3.収入保障保険の死亡保険金を年金形式で受け取る場合の受取総額は、一時金で受け取る場合の受取額と同額である。
4.変額保険(終身型)の死亡保険金については、運用実績に応じて保険金額が変動するが、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)は保証される。
問12 解答・解説
生命保険の商品性に関する問題です。
1.は、不適切。養老保険は、保険期間中に万一のことがあって、死亡保険金や高度障害保険金が支払われた場合には、その時点で契約は終了するため、満期保険金は支払われません。
2.は、不適切。学資保険の契約者が死亡した場合、それ以降の保険料払込が免除され、学資祝金や満期祝金を受け取ることができます。
3.は、不適切。収入保障保険(生活保障保険)では、死亡保険金を受け取る際、年金形式・一時金のどちらかを選択出来ますが、一時金で受け取る場合、将来発生する利子分を割り引いた額になるため、年金形式より受取額が少なくなります。
4.は、適切。変額保険は、運用実績によって保険金額や解約返戻金額などが増減する保険ですが、死亡保険金については、終身型・有期型いずれも運用実績に関わらず、基本保険金額として最低保証されます。
なお、満期保険金や解約返戻金については、変額保険の終身型は、契約時に定めた保険金額(基本保険金額)が保証されていますが、有期型は運用実績によっては基本保険金額や払込まれた保険料を下回ることがあります。
よって正解は、4.
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