第1問 2020年9月実技中小事業主資産相談業務
第1問 設例
次の設例に基づいて、下記の各問に答えなさい。
《設例》
Aさん(45歳)は、妻Bさん(42歳)とクリーニング店を営んでいる。Aさんは、大手のクリーニング会社に9年間勤務した後、独立した。独立直後は赤字経営が続き、国民年金保険料を納められない時期もあったが、現在は経営も安定している。
Aさんは、今後も個人事業主としてクリーニング店の経営に専念し、妻Bさんと一緒に経営を続けていきたいと考えている。
Aさんは、生活にゆとりも出てきたため、将来に備えて小規模企業共済制度や確定拠出年金の個人型年金に加入することを検討している。
そこで、Aさんは、懇意にしているファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。Aさん夫妻に関する資料は、以下のとおりである。
第1問 資料
<Aさん夫妻に関する資料>
(1) Aさん
・1975年8月10日生まれ
・公的年金の加入歴は、下記のとおりである(見込み期間を含む)。
(平均標準報酬月額:22万円)
(2) 妻Bさん
・1977年10月10日生まれ
・公的年金の加入歴
:高校卒業後からAさんと結婚するまでの11年間、厚生年金保険に加入(132月)。結婚後は、国民年金に第1号被保険者として加入し、現在に至るまで国民年金保険料を納付している。
※妻Bさんは、現在および将来においても、Aさんと同居し、生計維持関係にあるものとする。
※Aさんおよび妻Bさんは、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級に該当する障害の状態にないものとする。
※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。
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