問22 2020年1月実技資産設計提案業務
問22 問題文
下記<資料>の宅地(貸家建付地)に係る路線価方式による相続税評価額の計算式として、正しいものはどれか。
<資料>
注1:奥行価格補正率1.00
注2:借地権割合70%
注3:借家権割合30%
注4:この宅地には宅地所有者の所有する賃貸マンションが建っており、現在満室(すべて賃貸中)となっている。
注5:その他の記載のない条件は一切考慮しないものとする。
1. 300,000円×1.00×300u
2. 300,000円×1.00×300u×70%
3. 300,000円×1.00×300u×(1−70%)
4. 300,000円×1.00×300u×(1−70%×30%×100%)
問22 解答・解説
路線価方式による不動産評価に関する問題です。
資料の宅地には賃貸マンションが建っていますから、貸家建付地となります。
貸家建付地の評価額=自用地評価額×(1−借地権割合×借家権割合×賃貸割合)
資料より、借地権割合70%、借家権割合は30%、賃貸割合は満室ですから100%です。
また、宅地の自用地評価額=路線価×奥行価格補正率×敷地面積 ですので、
資料の宅地の自用地評価額=300,000円×1.00×300u となります。
(※路線価図の「300C」=300千円/u・借地権割合C)
以上より、
資料の宅地の評価額=300,000円×1.00×300u×(1−70%×30%×100%)
=300,000円×300u×0.79
=71,100,000円
従って正解は、4. 300,000円×1.00×300u×(1−70%×30%×100%)
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