問20 2019年9月実技資産設計提案業務
問20 問題文
相続税において相続財産から控除できる債務等に関する次の(ア)〜(エ)の記述のうち、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。
(ア)被相続人に課される未払いの所得税、住民税、固定資産税等は、相続財産から控除することができる。
(イ)葬式などの前後の出費で、通常葬式に欠かせないお通夜などにかかった費用については、葬式費用として相続財産から控除することができる。
(ウ)香典返しのためにかかった費用については、葬式費用として相続財産から控除することができない。
(エ)四十九日の法要のためにかかった費用については、原則として、葬式費用として相続財産から控除することができる。
問20 解答・解説
相続税の債務控除に関する問題です。
(ア)は、○。被相続人の借入金や未払いの所得税・住民税・固定資産税等、相続開始時に納期限が到来していないものは、債務控除として相続財産から控除できます。
(イ)は、○。読経料や火葬費等の葬式費用は相続税の課税価格から控除できますが、通常葬式に欠かせないお通夜なども、葬式費用として相続税の債務控除に含まれます。
(ウ)は、○。読経料や火葬費等の葬式費用は相続税の課税価格から控除できますが、香典返しや墓地・墓石の購入代金等は葬式費用に含まれません。
(エ)は、×。初七日や四十九日の法会はやらないこともできるため、その費用は債務控除の対象となりません。
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