問4 2019年9月実技生保顧客資産相談業務
問4 問題文
はじめに、Mさんは、《設例》の<資料1>および<資料2>の生命保険の保障内容等について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1)「Aさんが病気やケガ等で重度の障害状態となって働けなくなった場合、通常の生活費に加え、療養費等の出費もかさみ、支出が収入を上回る可能性があります。提案を受けている就業不能サポート特約など、就業不能時に備えることができる保険に加入することは検討に値します」
(2)「先進医療特約では、療養を受けた時点において厚生労働大臣により定められている先進医療が給付の対象となります」
(3)「提案を受けている無配当終身介護保障保険の保険料払込期間を有期払込にすることで、毎月の保険料負担は減少し、保険料の払込総額も少なくなります。保険料負担を軽減するために有期払込を選択することをお勧めします」
問4 解答・解説
就業不能保険・先進医療特約・終身保険に関する問題です。
(1)は、○。重度の障害により働けなくなった場合、障害基礎年金や障害厚生年金の支給対象となっても、通常の生活費に加えて療養費等の出費もかさむ可能性があるため、それに備えた保障として、民間の介護保険や障害保障を給付する保険、就業不能保険等への加入も検討に値します(いずれも給付金は非課税)。
(2)は、○。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約で、加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象です。
(3)は、×。終身保険のうち、終身払いは一生保険料を支払い、有期払いは一定期間保険料支払い後には保険料負担なく保障が一生涯続きます。他の条件が同一の場合、毎回の保険料が高いのは有期払いです。
(終身払いのほうが高かったら、保障が同じなのに保険料が高くて一生支払うわけですから、わざわざ終身払いにする人はいなくなってしまいますよね。)
また、保険料の払込総額は、終身払いではどれだけ生存するかに影響されるため、平均余命を勘案しながら検討することになりますが、必ず少なくなるとは限りません。
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