問18 2019年5月学科
問18 問題文択一問題
医療保険およびガン保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.医療保険では、人間ドック等の治療を目的としない入院をし、異常が発見されなかった場合は、入院給付金を受け取ることができない。
2.更新型の医療保険では、保険期間中に入院給付金を受け取った場合、保険期間満了時にこの契約を更新することはできない。
3.ガン保険の入院給付金は、ガンによる入院の1回の支払日数や通算の支払日数に制限はない。
4.ガン保険は、責任開始までに一定の免責期間が設けられており、この期間中に被保険者がガンと診断確定された場合には、ガン診断給付金を受け取ることができない。
問18 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、適切。医療保険の入院給付金は、人間ドック検診や美容目的の入院等、治療目的でない入院は支給対象外です。
2.は、不適切。更新型の医療保険は、一般的に更新時の健康状態の良し悪しを問いませんので、保険期間中に入院給付金を受け取った場合でも、保険期間終了後に契約を更新可能です。
3.は、適切。ガン保険の入院給付金や手術給付金には、1回の入院でも通算での入院でも、支払日数や支払回数に制限がありません。ガンは再発・転移してしまう病気のため、再発・転移の度にかかる費用にも備えられるようになっているわけです。
※ただし、一部のガン保険には、特定の手術における手術給付金の支払回数に、限度が設けられている場合があります。
4.は、適切。ガン保険は、保険金・給付金の支払責任の開始までに、一定の免責期間(不担保期間 or 待機期間とも呼ばれます)を設定(約3ヶ月)しており、不担保期間中にガンと診断された場合には、契約は無効になります。
つまり、具合の悪い人が駆け込みで加入しても、保障を受けることができないようにしているわけです。
よって正解は、2.
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