第5問 2018年9月実技生保顧客資産相談業務

第5問 設例と資料

第5問 設例

Aさん(75歳)は、妻Bさん(73歳)および長男Cさん(47歳)家族とX市内の自宅で同居している。長男Cさんは、X市内の企業に勤務している。他方、二男Dさん(44歳)は他県にある上場企業に勤務しており、将来的にX市に戻る予定はない。
Aさんは、父親から相続した青空駐車場を保有しているが、知人である不動産会社のY社長から、相続対策を兼ねて、賃貸マンションを建築して、土地を有効活用しないかと提案を受けている。青空駐車場の収入は低く、固定資産税等の税金を控除すると、利益がほとんどないため、Aさんは賃貸マンションを建築することにした。
Aさんは、将来的には自宅および青空駐車場(賃貸マンション)等の財産を長男Cさんに承継してもらいたいと考えている。長男Cさんと二男Dさんの関係は悪くないものの、自身の相続が起こった際に遺産分割で争いが生じるのではないかと心配している。
Aさんの家族構成等は、以下のとおりである。

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第5問 資料

<Aさんの家族構成(推定相続人)>
妻Bさん(73歳) :専業主婦。Aさんと自宅で同居している。
長男Cさん(47歳):会社員。妻と子2人がおり、Aさん夫妻と同居している。
二男Dさん(44歳):会社員。妻と子2人で持家に住んでいる。

<Aさんの所有財産(相続税評価額)>
1.現預金:4,000万円
2.青空駐車場(300u):8,000万円(年間収入200万円)
3.自宅
 (1)敷地(270u):2,500万円(注)
 (2)建物     :1,500万円

合計:1億6,000万円

(注)「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の金額

※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

問12             問13

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