問9 2018年5月学科
問9 問題文択一問題
教育ローンおよび奨学金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.日本政策金融公庫の「教育一般貸付(国の教育ローン)」の融資限度額は、学生・生徒1人につき、海外留学資金の場合を除き350万円である。
2.日本政策金融公庫の「教育一般貸付(国の教育ローン)」は、主に親が申込人となるもので、成人していても学生本人が申し込むことはできない。
3.日本学生支援機構の貸与型奨学金には、無利息で貸与を受けられる「第一種奨学金」と、利息付(在学中は無利息)貸与の「第二種奨学金」がある。
4.日本政策金融公庫の「教育一般貸付(国の教育ローン)」と日本学生支援機構の奨学金は、重複して利用することが可能である。
問9 解答・解説
教育資金に関する問題です。
1.は、適切。日本政策金融公庫の教育一般貸付の融資額は、学生・生徒1人につき350万円(6ヶ月以上以上の海外留学資金は450万円)以内です。
※海外留学資金は以前は1年以上が対象でしたが、2016年4月から6ヶ月以上に拡充されました。
2.は、不適切。日本政策金融公庫の教育ローン(教育一般貸付)は、学生の保護者が申込人となるのが原則です(本人が成人していて安定した収入がある場合等、独立して生計を営んでいるときは学生本人が申込人になることも可能)。
3.は、適切。日本学生支援機構の第一種奨学金は、学業優秀で経済的理由で修学困難な者に貸与され、在学中・卒業後ともに無利息ですが、第二種奨学金の場合は、在学中は無利息ですが、卒業後に利息(年利3%上限)が付きます。
4.は、適切。日本政策金融公庫の教育一般貸付と、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金は、同一世帯内で重複利用可能です(教育一般貸付は親の借金、奨学金は子供の借金のため、返済義務のある人が一応別々だからですね)。
よって正解は、2.
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