問4 2018年1月実技資産設計提案業務
問4 問題文
下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
■販売用資料
WWW・ジャパン・コーポレーション
豪ドル建て社債
期間 :約4年
利率 :年2.20%
売出期間:2018年1月15日〜2018年1月25日
[売出要項]
売出価格 :額面金額の100%
償還日 :2022年1月26日
お申込単位:額面金額1万豪ドル
単位格付 :BBB(S&P)
受渡日 :2018年1月26日
利払日 :毎年1月26日・7月26日
(以下省略)
1.この債券は、NISA(少額投資非課税制度)口座で購入することができる。
2.この債券は、投機的格付けに分類される。
3.この債券の購入に際しては、売出期間中に為替レートが日々変動するため、申込日によって円での払込金額が異なる。
4.この債券の利子を円で受け取る場合、為替変動の影響を受けることなく、円換算した額面に対して年2.20%(税引前)の利率に基づいて、利子を受け取ることができる。
問4 解答・解説
債券投資に関する問題です。
1.は、不適切。NISAは、国内外の上場株式・株式投信・ETF・REIT等が対象で、国債や公社債・公社債投資信託は対象外です。
2.は、不適切。債券は、格付会社によって信用格付け(債務をきちんと履行してくれるかという信用度の目安)が付けられており、格付けAAA〜BBBは投資適格とされ、これより下のクラス(BB以下)は投機的、または投資不適格とされます。
X社債の格付けはBBBですので、投資適格債券です。
3.は、適切。外貨建ての金融商品は、円高外貨安になると、外貨建ての価格が一定でも、円換算したときの価格は下落し、反対に円安外貨高になれば、円換算したときの価格は上昇しますから、原則として為替リスクがあります。
本問の場合、申込単位が1万豪ドル単位ですので、日々の為替レートの変動の影響により、申込日によって円での払込金額が異なります。
4.は、不適切。外貨建ての金融商品は、円高外貨安になると、外貨建ての価格が一定でも、円換算したときの価格は下落し、反対に円安外貨高になれば、円換算したときの価格は上昇しますから、原則として為替リスクがあります。
本問の場合、債券の利子を外貨で受け取れるならば、外貨建ての額面に対して年2.20%(税引前)の利率で利子を受け取れますが、円で受け取るときは為替リスクを負うことになります。
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