問20 2018年1月学科
問20 問題文択一問題
損害保険を活用した家庭のリスク管理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.隣家の失火が原因で自宅が焼失するリスクに備えて、住宅用建物と家財を対象とした火災保険を契約した。
2.子が店舗で買い物中に誤って陳列されている商品を壊した際に法律上の損害賠償責任を負うリスクに備えて、個人賠償責任保険(特約)を契約した。
3.自転車通勤中に転倒してケガをするリスクに備えて、普通傷害保険を契約した。
4.勤めている会社が倒産して失業するリスクに備えて、所得補償保険を契約した。
問20 解答・解説
損害保険による個人のリスク管理に関する問題です。
1.は、適切。失火責任法により、故意や重大な過失があったときを除いて、損害賠償責任が生じないため、隣近所の失火により自宅が焼失しても、損害賠償を請求できません。このため、自宅内だけでなく、近隣の失火が原因となる火災にも備え、火災保険を契約しておくことが必要です。
2.は、適切。個人賠償責任保険や個人賠償特約・個人賠償責任補償特約は、日常生活における偶発的な事故による賠償責任を補償(自転車も補償対象)するもので、補償対象は本人・配偶者・その他の親族(同居親族、別居の未婚の子(いずれも本人または配偶者と同一生計))ですので、子どもが誤って商品を壊した際の賠償リスクへの備えとして有効です。
3.は、適切。普通傷害保険は、国内外を問わず、旅行中を含めた日常生活での怪我などを補償する保険ですが、急激かつ偶然な外来の事故による傷害が補償対象です。
このため、自転車通勤中の転倒で生じたケガも、急激・偶然な外来の事故として補償対象です。
4.は、不適切。所得補償保険は、病気やケガで就業不能となった場合、保険金として設定した一定金額を月額で受け取れる保険ですので、倒産による失業は補償対象外です(失業への備えは雇用保険(いわゆる失業保険)が担っています)。
よって正解は、4.
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