問31 2017年9月実技資産設計提案業務
問31 問題文
真理恵さんは、平成29年8月中に病気(私傷病)療養のため下記<資料>のとおり休業した日がある。真理恵さんについての健康保険の傷病手当金の支給要件等に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、真理恵さんは、全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の被保険者であり、当該休業期間に係る報酬の支払いはないものとする。また、記載のない条件については一切考慮しないものとする。
<資料>
[真理恵さんの平成29年8月中の勤務状況] 休:休業した日
※上記の休業した日については、労務不能と認められている。
・ 真理恵さんは( ア )によって、傷病手当金の支給要件の1つである待期期間を完成している。
・ 真理恵さんは( イ )から、傷病手当金を受けることができる。
・ 真理恵さんの傷病手当金の1日当たりの額は、原則として、以下の計算方法で計算される。
「支給開始日以前の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額」÷30日×( ウ )
1.(ア)上記の図のAの期間 (イ)休業開始日 (ウ)2/3
2.(ア)上記の図のBの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)2/3
3.(ア)上記の図のAの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)1/2
4.(ア)上記の図のBの期間 (イ)休業開始日 (ウ)1/2
問31 解答・解説
健康保険の傷病手当金に関する問題です。
健康保険の傷病手当金を受けるには、ケガや病気で休んだ日が3日間連続すること(待期)が必要で、4日目以降から手当が支給されます。
健康保険の傷病手当金の支給額は、休業1日につき、支給開始日前12ヶ月間の各標準報酬月額の平均額×30分の1×3分の2相当額です。
(平成28年3月31日までは休業1日につき標準報酬日額(休んだ日の標準報酬月額の1/30)の3分の2でしたが、平成28年4月1日以降は上記の取扱いとなりました。支給開始直前の報酬額ではなく、1年間の平均で算出されるようになったため、より実態に即した支給額になったともいえます(出産手当金も同様)。)
従って正解は、2.(ア)上記の図のBの期間 (イ)待期期間を経過した日 (ウ)2/3
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