問10 2017年9月実技資産設計提案業務

問10 問題文と解答・解説

問10 問題文

榊原さんは、7年前に相続により取得し、現在居住している自宅の土地および建物を売却する予定である。売却に係る状況が下記<資料>のとおりである場合、課税長期譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。

<資料>
・取得費:土地および建物とも不明であるため概算取得費とする。
・譲渡価額(合計):5,300万円
・譲渡費用(合計):200万円
※居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除の特例の適用を受けるものとする。
※所得控除は考慮しないものとする。

1.2,025万円

2.1,835万円

3.1,750万円

4.1,570万円

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問10 解答・解説

課税長期譲渡所得に関する問題です。

土地や建物の譲渡所得は、譲渡した年の1月1日現在の所有期間が5年を超えると長期譲渡所得となり、課税長期譲渡所得=譲渡収入金額−(取得費+譲渡費用)−特別控除 です。

本問では、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除の特例の適用を受ける」とありますので、上記の計算式の「特別控除」部分は3,000万円となります。

また、取得費が不明な場合には、概算取得費として譲渡価額の5%とすることができます。
本問では、土地と建物の売却価格の合計は5,300万円ですので、5,300万円の5%を概算取得費とすることができます。

課税長期譲渡所得=5,300万円−(5,300万円×5%+200万円)−3,000万円
        =5,300万円−465万円−3,000万円=1,835万円

従って正解は、2.1,835万円

問9             問11

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