問40 2017年5月実技資産設計提案業務
問40 問題文
啓二さんは、母の春子さん(83歳)が体調を崩すことが多くなったため、医療費や介護費用についてFPの桑原さんに相談をした。桑原さんが後期高齢者医療制度および介護保険制度の自己負担割合等について説明する際に使用した下表の空欄(ア)〜(エ)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.空欄(ア)にあてはまる語句は、「医療費の2割」である。
2.空欄(イ)にあてはまる語句は、「サービス利用料の2割」である。
3.空欄(ウ)にあてはまる語句は、「1ヵ月(同一月)」である。
4.空欄(エ)にあてはまる語句は、「1年間(8月〜翌年7月末)」である。
問40 解答・解説
後期高齢者医療制度・公的介護保険に関する問題です。
1.は、不適切。後期高齢者医療制度による自己負担の割合は、現役並み所得者(課税所得金額145万円以上)で3割、それ以外の人は1割です。
2.は、適切。介護保険の自己負担は原則1割です(食費・居住費等を除く)が、65歳以上の第1号被保険者で合計所得160万円以上、かつ年金収入とその他の所得との合計が単身で280万円・2人以上の世帯で346万円以上の場合は2割負担となります。
3.は、適切。公的介護保険を利用した自己負担額が、同月に一定の上限を超えたとき、申請により超えた分が高額介護・高額介護予防サービス費として支給されます。
4.は、適切。世帯内で同一の医療保険(健康保険・国民健康保険・後期高齢者医療制度)に加入していて、毎年8月から翌年7月末までの1年間にかかった医療保険と介護保険の自己負担額(高額療養費及び高額介護(予防)サービス費を除く)の合計が基準額を超えた場合、高額医療・高額介護合算制度により超過分が支給されます。
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