問9 2017年5月実技資産設計提案業務
問9 問題文
下記<資料1>は、米田さんが購入を予定している新築マンションの物件概要である。<資料1>の住戸の均等積立方式による修繕積立金の目安額(月額)を下記<資料2>に基づいて計算しなさい。なお、<資料1>および<資料2>に記載のない事項は一切考慮しないこととする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
<資料1>
○○マンション410号室(専有面積75.5u)
[○○マンションの概要]
・地上5階建て
・延べ床面積:4,500u
・駐車場:平置き(機械式駐車場ではない)
<資料2>均等積立方式による修繕積立金の目安額(月額)
・算出式Y=AX(+B)
Y:購入予定のマンションの修繕積立金の目安額
A:専有面積当たりの修繕積立金の額(下表参照)
X:購入予定のマンションの専有面積(u)
(B:機械式駐車場がある場合の加算額)
A:専有面積当たりの修繕積立金の額
(出所:国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を基に作成)
問9 解答・解説
マンションの修繕積立金に関する問題です。
マンションを購入したら、毎月、管理費や修繕積立金を払うことになりますが、毎月の修繕積立金の額を低めに設定し、マンション販売を促進しようとする不動産業者も現れたため、平成23年に国土交通省が「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」を公表しました。
あくまで「ガイドライン」であるため、不動産業者が従う義務はありませんが、購入者側にとって提示された修繕積立金が妥当なものか、判断する目安とすることができます。
本問の場合、5階建てマンションの建築延床面積が4,500uですから、資料2より、平均値(1u当たり)は218円です。
また、購入予定のマンション(住戸)の専有床面積が75.5uです。
機械式駐車場がある場合には、上記に一定額が加算されますが、資料1より本問のマンションには機械式駐車場がありません。
従って、
修繕積立金の目安=218円×75.5u=16,459円
よって正解は、16,459(円)
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