問30 2017年5月学科
問30 問題文択一問題
米国の金融・経済に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.米国の金融政策において、連邦公開市場委員会(FOMC)がフェデラル・ファンド(FF)レートの誘導目標を変更することなどにより金融調整が行われている。
2.米国財務省が発表している米国債国別保有残高によれば、2016年12月現在、保有残高第1位の国は日本であり、第2位はドイツである。
3.ナスダック総合指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している全銘柄を対象とする修正平均型の株価指数である。
4.S&P500種株価指数は、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄を対象とする修正平均型の株価指数である。
問30 解答・解説
景気や金融政策、株式市場の指標に関する問題です。
1.は、適切。各中央銀行は、政策金利や現金・預貯金の量を操作するための金融政策を決定しますが、アメリカでは連邦公開市場委員会(FOMC)が、政策金利の目安であるフェデラル・ファンド・レート(FFレート)を、目標とした政策金利に誘導するように、金融政策を決定しています。
※FFレート:連邦準備制度に預け入れる無利息の準備金(フェデラル・ファンド)を、市中銀行同士で取引する際の金利。
2.は、不適切。2016年夏ごろまでは、米国債の保有残高の1位は中国でしたが、その後中国政府が対ドルでの人民元の急落に対応するため、大量の米国債を売却した上で、ドル売り・元買いの為替介入を行ったため、2016年12月時点では米国債の保有残高第1位は日本となり、第2位が中国となっています。
3.は、不適切。ナスダック総合指数とは、ベンチャー向け株式市場であるNASDAQに上場している全銘柄を時価総額加重平均した株価指数です(NASDAQはニューヨーク証券取引所とは別の取引所で、世界初の電子証券取引所でもあります)。
4.は、不適切。S&P500種株価指数は、アメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が算出する株価指数で、ニューヨーク証券取引所・アメリカン証券取引所・NASDAQに上場している企業(銘柄)のうち、代表的な500銘柄を対象とした時価総額加重型の株価指数です。
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