2級FP過去問解説　問9　2016年9月実技（損保顧客）

Ｘ社に対するアドバイスに関する次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1)「Ｘ社が加入を検討している傷害保険の保険料は、その全額を損金の額に算入することができます」

(2)「取り付けた看板が落下し、通行人がケガをして損害賠償責任を負ったケースのように、工事の結果による賠償責任は、生産物賠償責任保険（ＰＬ保険）の補償対象となります」

(3)「建設工事にあたり、請負業者賠償責任保険に加入しておけば、引渡し前に工事中の建物が不審火により焼失してしまった場合の施主への賠償責任も補償されます」

法人の損害保険の経理処理・商品性に関する問題です。

(1)は、○。被保険者＝全従業員（役員含む）とする普通傷害保険では、原則として、支払った保険料は福利厚生費として全額損金算入できます。

(2)は、○。生産物賠償責任保険（ＰＬ保険）は、企業等が製造・販売した商品などによる事故で、他者への損害賠償責任が発生した場合、被害者の治療費や慰謝料といった企業側の損害額を補償する保険です。

(3)は、×。請負業者賠償責任保険は、請負業務の遂行中や、請負業務を行うために所有・使用・管理する施設に起因する対人・対物事故について、請負業者の損害賠償責任を補償する保険ですので、引渡し前の建物の、不審火による焼失は補償されません。
他人から預かった物に対する損害賠償責任を補償するのは、受託者賠償責任保険です（焼失・破損・紛失・盗難等を補償）。

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料！

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習！

この問題と似ている問題を検索してみよう！「検索」ボタンをクリック！

• このサイト内を検索

＜FP対策通信講座＞

●LECのFP通信講座　⇒　FP（ファイナンシャル・プランナー）サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座　⇒　２級ＦＰ技能士 （資格対策ドットコム）

●通勤中に音声学習するなら　⇒　ＦＰ 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら　⇒　月額定額サービス【ウケホーダイ】