問19 2016年9月学科
問19 問題文択一問題
第三分野の保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.特定(三大)疾病保障定期保険では、特定疾病保険金が支払われた後も契約が存続し、死亡したときに死亡保険金が支払われる。
2.医療保険では、正常分娩による入院については、入院給付金の支払い対象とならない。
3.先進医療特約では、支払い対象となる先進医療は、療養を受けた時点において厚生労働大臣が承認しているものとされている。
4.所得補償保険では、ケガや病気によって就業不能となった場合、入院中だけでなく医師の指示による自宅療養中も補償の対象となる。
問19 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、不適切。特定(三大)疾病保障保険は、三大成人病のガン・急性心筋梗塞・脳卒中にかかった場合に、死亡保険金と同額の特定疾病保険金が支払われる保険です。よって、生前に特定疾病保険金を受け取ると、以降は契約が消滅し、死亡時も死亡保険金は支払われません。
2.は、適切。医療保険は、病気や不慮の事故による傷害等が保障対象ですので、治療を目的としない美容整形上の手術・正常分娩に伴う入院・手術等は、保障対象外です。
3.は、適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約で、療養を受けた日時点で公的医療保険制度の給付対象となっていない先進的な医療技術が対象です(加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象)。
4.は、適切。所得補償保険は、病気やケガで就業不能となった場合、保険金として設定した一定金額を月額で受け取れる保険ですが、国内外・日常生活・業務中・旅行等に関わらず、補償対象ですので、入院中だけでなく自宅療養中も補償対象です。
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