問18 2016年5月学科
問18 問題文択一問題
第三分野の保険等の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.先進医療特約では、支払対象となる先進医療は、当該特約の契約時において厚生労働大臣が承認しているものとされている。
2.特定(三大)疾病保障定期保険では、保険期間中、特定疾病保険金の支払事由が発生せずに、被保険者が所定の高度障害状態になった場合、高度障害保険金が支払われる。
3.リビング・ニーズ特約では、被保険者の余命が6ヵ月以内と判断された場合、所定の範囲内で死亡保険金の一部または全部を請求することができる。
4.介護保険では、保険金の支払事由となる要介護認定が、各保険会社所定の基準で行われる商品のほかに、公的介護保険の要介護認定に連動して行われる商品もある。
問18 解答・解説
第三分野の保険の商品性に関する問題です。
1.は、不適切。先進医療特約は、厚生労働大臣が承認する先進医療治療を所定の医療機関にて受けたときに、給付金が支払われる特約です。
また、加入後に新しく認められた先進医療も支払いの対象です。
2.は、適切。特定(三大)疾病保障定期保険は、脳卒中・ガン・急性心筋梗塞になった際に保険金が支払われますが、死亡・高度障害状態に陥った際は、原因が特定疾病でなくても保険金が支払われる保険です。
3.は、適切。リビング・ニーズ特約とは、余命6ヶ月以内と診断された場合に死亡保険金を生きている間に受け取れる特約です。ただ、保険金全額ではなく、6ヶ月分の利息と保険料相当額を控除した額を特約保険金として受け取ることになります。
生きてる間の保険料はちゃんと払ってもらうし、前払いになるんだから、その6ヶ月間の利息はあげませんよ、ということですね。
4.は、適切。民間の介護保険の支払要件は、公的介護保険の要介護認定に連動するものや、保険契約に定める所定の要介護状態に該当した場合等があります。
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