問3 2016年1月実技資産設計提案業務
問3 問題文
下記<資料>に関する次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、解答に当たっては、下記<資料>の掲載銘柄の権利落ち(配当落ち・新株落ち)はないものとする。
<資料>
(出所:日本経済新聞 2015年6月20日朝刊 22面、24面)
(ア)「極洋」と「日水」の株式を、それぞれ6月19日の終値で1単元ずつ購入する場合、約定代金は「極洋」の方が高い。
(イ)「マルハニチロ」の株価について、年初来の最高値は2,014円である。
(ウ)「サカタタネ」の6月19日に売買が成立した株式数は、181,800株である。
(エ)「ホクト」の6月19日の始値は、前営業日の終値に比べて18円高く寄り付いた。
問3 解答・解説
新聞経済面のマーケット情報に関する問題です。
(ア)は、○。株券の売買単位は、単元株式数となりますので、例えば単元株式数が100株の場合、取引の際は100株ずつ売買することになり、最低売買代金=株価×単元株数 となります。
資料の「株式欄の見方」の【売買単位】にある通り、銘柄名の左隣にあるアルファベットが売買単位(単元株式数)を表していますので、極洋の売買単位は無印の1,000株、日水はAなので100株です。
6月19日の終値は極洋290円、日水350円ですので、それぞれの約定代金は、極洋290円×1,000株=29万円、日水350円×100株=3.5万円となり、極洋の方が高くなります。
(イ)は、○。新聞の株価欄には、その日の取引における始値、高値、安値、終値が記載され、年初来高値や年初来安値は、黒字に白抜き数字で記載されます。
マルハニチロの株価欄は6月19日の高値2,014円が黒字に白抜き数字で記載されていますので、年初来高値が2,014円であったことを示しています。
(ウ)は、○。「売買高」は出来高ともいわれ、取引が成立した株数のことです。
資料の「株式欄の見方」の【売買高】にある通り、原則として記載された数字は1,000株単位ですが、売買単位が50株以下の銘柄は、1株単位で表示されます。サカタタネの売買単位は、銘柄名の左隣にあるアルファベットがAなので100株ですので、売買高の数字は1,000株単位の数字です。
よって、サカタタネの売買高=181.8×1,000株=181,800株 となります。
(エ)は、×。資料では、ホクトの「終値2,486円」で、「前日比△18円」と記載されています。これは、6/19の終値が2,486円で、前営業日の終値に比べて18円上昇したことを示しています(△は上昇、▲は下落を示す)。
問題文のように、始値が前日比で上昇・下落したかを表しているわけではありません。
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