問24 2016年1月学科
問24 問題文択一問題
ETF(上場投資信託)の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.ETFは、上場株式と同様に、売買の注文を委託する証券会社に対して指値注文・成行注文をすることができる。
2.国内で設定されたETFには、金や原油など商品指数に連動するものもある。
3.日経平均レバレッジ・インデックスに連動するETFは、日経平均株価の変動率の2倍の値動きになる指数に連動するように運用されている。
4.TOPIXインバース指数に連動するETFは、信用取引の売建てと同様の性格を有しているため、取引に際しては信用取引口座を開設する必要がある。
問24 解答・解説
ETF(上場投資信託)の取引に関する問題です。
1.は、適切。ETF(上場投資信託)は、通常の株式と同様に、指値注文や成行注文、信用取引が可能です。
2.は、適切。ETF(上場投資信託)は、TOPIXや日経225等の株価指数に連動するもの以外にも、原油や金、農産物等の商品指数に連動するものがあります。
3.は、適切。日経平均レバレッジ・インデックスは、日経平均株価の変動率の2倍になるように算出される指数ですので、この指数に連動するETFも、日経平均株価の2倍の変動率となります(株価が上がるときも下がるときも2倍)。
4.は、不適切。TOPIXインバース指数は、TOPIXの日々の変動率の−1倍(マイナス1倍)として算出される指数ですので、TOPIXが上昇するときは同じ値幅で下落し(損失)、TOPIXが下落するときは同じ値幅で上昇する(利益)という、信用取引の売りと同じような取引となりますが、信用取引口座の開設は不要で、現物口座で当該ETFを購入するだけで信用取引と同様の効果を得られます(主に相場下落時のリスクヘッジに利用されます)。
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