問8 2015年10月実技中小事業主資産相談業務
問8 問題文
X社の(1)固定長期適合率と(2)自己資本比率をそれぞれ求めなさい。〔計算過程〕を示し、〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入すること。なお、株主資本および自己資本の額は、純資産の額と同額であるものとする。
問8 解答・解説
固定長期適合率・自己資本比率に関する問題です。
固定長期適合率=固定資産÷(固定負債+自己資本)×100(%)で、固定資産に投資した資金が長期資金でどれだけまかなわれているかを示しているため、100%を超えていると、短期資金の一部を固定資産の購入に回していることになり、資金繰りが良くないことを示します。
貸借対照表上では、自己資本=純資産合計ですから、
X社の固定長期適合率=固定資産122,900÷(固定負債58,600+自己資本99,800)×100
=77.588% ⇒ 77.59%(小数点第3位四捨五入)
次に、自己資本比率は、総資産に対する自己資本の割合です。
計算式:自己資本比率=自己資本÷総資産×100
よってX社の自己資本比率=純資産99,800÷総資産210,600×100
=47.388⇒47.39%(小数点第3位四捨五入)
以上により正解は、(1) 77.59(%) (2)47.39(%)
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