問32 2015年10月学科
問32 問題文択一問題
所得税における各種所得の金額の計算方法に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.給与所得の金額は、「(その年中の給与等の収入金額−給与所得控除額)×1/2」の算式により計算される。
2.一時所得の金額は、「(その年中の一時所得に係る総収入金額−その収入を得るために支出した金額の合計額−特別控除額)×1/2」の算式により計算される。
3.公的年金等以外の雑所得の金額は、「(その年中の公的年金等以外の雑所得に係る総収入金額−必要経費)×1/2」の算式により計算される。
4.退職所得の金額(特定役員退職手当等に係るものを除く)は、「(その年中の退職手当等の収入金額−退職所得控除額)×1/2」の算式により計算される。
問32 解答・解説
各種所得の計算方法に関する問題です。
1.は、不適切。給与所得=給与収入−給与所得控除 です。
給与所得控除は、個人事業主の必要経費に当たるもので、給与収入額に応じて決められています。
2.は、不適切。一時所得=収入額−収入を得るために支出した額−特別控除50万円 で、総所得金額を計算する際に、一時所得はその2分の1が合算対象です。
3.は、不適切。公的年金等以外の雑所得=年金以外の雑収入の合計−必要経費 です。
4.は、適切。退職所得の計算式は、退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 です。
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