問4 2015年9月実技損保顧客資産相談業務
問4 問題文
まず、Mさんは、Aさんに対して、Aさんが住宅購入の際に加入を検討している火災保険の商品内容等について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「火災保険において、居住用建物を保険の目的として加入する場合、住宅敷地内にある車庫、門、塀などは補償の対象となりません」
(2) 「豪雨による洪水、高潮等によって床上浸水が発生し、建物や家財が損害を受けた場合は水災として補償の対象となります。都市部であっても、下水があふれたり、土砂崩れが局地的に発生するなど、水災による損害に備えることも検討してください」
(3) 「居住用建物を保険の目的として加入する火災保険の保険料は、建物の構造、建物の建築年数等により異なりますが、建物の所在する都道府県による違いはありません」
問4 解答・解説
火災保険に関する問題です。
(1)は、×。居住用建物を補償対象とする火災保険であっても、住宅敷地内にあり、被保険者が保有する門・塀・垣も、「敷地内に所在する屋外設備・装置」として補償対象です。
(2)は、○。火災保険は、火災による損害以外にも、水災(洪水)・風災(突風・竜巻)・落雷・ひょう災・雪災などの自然災害による損害についても、補償対象です。
近年はゲリラ豪雨等により、都市部でも浸水や土砂崩れの被害が発生する可能性があるため、火災保険でカバーしておくことが必要です。
(3)は、×。居住用建物を補償対象とする火災保険の保険料は、建物の所在地(都道府県)・構造・保険金額(補償限度額)等で異なります(地震保険同様、所在地や構造で災害リスクが異なるため)。
なお、建物の築年数では直接的に保険料は変わらず(「古いから割高、新しいと割安」ではない)、同程度の物件の再取得に必要な再調達価額や建物の時価で変わります。
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