問4 2015年9月実技中小事業主資産相談業務
問4 問題文
Mさんは、Aさんに対して、投資信託の一般的な商品性等について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 「 不動産投資信託(J-REIT)は、複数の不動産会社の株式を主たる投資対象とする上場投資信託であり、分散投資により、不動産会社の株式に直接投資するよりもリスクを抑えることができます」
(2) 「 SRIファンドは、企業の財務内容に加えて、企業倫理や法令遵守、環境への配慮、消費者対応、社会や地域への貢献などの非財務的側面も判断基準として、投資対象企業を選定する投資信託です」
(3) 「投資信託のパフォーマンスを評価する代表的な手法であるシャープ・レシオは、リターン1単位当たりのリスクを算出したものであり、シャープ・レシオが小さいほど、その投資信託が効率よく運用されていると評価することができます」
問4 解答・解説
投資信託の商品性に関する問題です。
(1)は、×。不動産投資信託(J-REIT)の投資対象は、複数の現物不動産や不動産信託受益権(信託銀行に不動産の管理運用を信託した上で収益を得る権利)であるため、投資家自身が現物不動産に直接投資するよりも分散投資効果によりリスクを抑える効果があります。
(2)は、○。SRIファンドとは、企業の財務内容に加えて、企業の社会的責任(CSR:企業倫理、法令遵守、環境・消費者対応、社会・地域貢献等)も基準に、投資対象を選定する投資信託です。
※SRI:Socially responsible investment
(3)は、×。シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあったかを示すものですから、値が大きいほど超過収益率が高い=優れた金融商品ということです。
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