問51 2015年9月学科
問51 問題文択一問題
平成27年8月に夫から下記の財産を受けた妻が平成27年分の贈与税の課税価格から控除することができる金額(基礎控除額と配偶者控除額との合計額)として、最も適切なものはどれか。なお、妻は、平成27年中に下記以外の贈与は受けていないものとし、納付すべき贈与税額が最も少なくなるように計算すること。
<贈与財産と贈与時の相続税評価額>
●居住用家屋とその敷地:1,900万円
●株式:300万円
1.1,900万円
2.2,000万円
3.2,010万円
4.2,110万円
問51 解答・解説
贈与税の配偶者控除に関する問題です。
贈与税の配偶者控除とは、夫婦間で居住用不動産や居住用不動産の取得資金を贈与した場合、最高2,000万円を配偶者控除額として控除できる特例です。
また、贈与税の配偶者控除は、贈与税の基礎控除110万円と併用できます。
本問で贈与された財産は、居住用家屋と敷地1,900万円と、株式300万円ですが、贈与税の配偶者控除は居住用不動産やその取得資金ですので、適用できるのは1,900万円までです。
また、贈与税の基礎控除110万円には、贈与される財産の種類や使用使途に制限がありませんので、110万円まで適用されます。
よって、贈与税の課税価格から控除できるのは、
1,900万円+110万円=2,010万円
従って正解は、3.2,010万円
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