問26 2015年9月学科
問26 問題文択一問題
オプション取引に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.オプション取引においては、オプションの買い手がオプションの売り手にプレミアム(オプション料)を支払う。
2.オプションの売り手は、オプションを行使する権利を有するが、その権利を放棄することもできる。
3.コール・オプションでは、オプションの買い手は支払ったオプション・プレミアム以上の損失を負うことはないが、オプションの売り手は無限定の損失を負う可能性がある。
4.オプション取引には、権利行使期間中であればいつでも権利行使が可能なアメリカンタイプと、特定の権利行使日のみ権利行使が可能なヨーロピアンタイプがある。
問26 解答・解説
デリバティブ取引に関する問題です。
1.は、適切。プレミアム(オプション料)とは、オプションの価格であり、オプションがどれくらいの価値があるかを示すものですので、オプションの買い手は、売り手に対してプレミアム(オプション料)の支払いが必要です。
2.は、不適切。オプション取引では、「コール」、「プット」にかかわらず、買い手は権利を行使するか放棄するか自由に選択可能ですが、オプションの売り手は当初プレミアムを手に入れる代わりに、買い手の権利行使に応じる義務を放棄できません。
3.は、適切。オプション取引では、「コール」、「プット」にかかわらず、買い手の損失は支払ったプレミアムに限定されますが、オプションの売り手の損失は理論上無限大となります。
4.は、適切。オプション取引のうち、ヨーロピアンタイプは満期日に限り権利行使可能であるのに対し、アメリカンタイプは取引開始日から取引最終日までいつでも権利行使可能です。
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