問8 2015年9月学科
問8 問題文択一問題
国民年金基金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.国民年金基金の加入員は、所定の事由に該当した場合を除き脱退することはできない。
2.国民年金基金の加入員が支払う掛金は、社会保険料控除として所得控除の対象となる。
3.国民年金基金の加入員は、確定拠出年金の個人型年金に加入することはできない。
4.国民年金基金の加入員は、国民年金の付加保険料を納めることができない。
問8 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
1.は、適切。国民年金基金は、加入は任意ですが、脱退は任意にすることはできず、脱退しても脱退一時金等で掛金が還付されることはありません。(将来年金として支給されます)。
脱退できるのは、別の都道府県に引っ越したり(地域型の場合)、サラリーマンになって国民年金の第1号被保険者でなくなった場合などです。
2.は、適切。国民年金基金の掛金は、全額が社会保険料控除の対象で、受け取る年金は公的年金等にかかる雑所得とされる税制上の優遇措置があります。
3.は、不適切。国民年金の第1号被保険者は、国民年金基金と確定拠出年金の個人型に同時加入可能で、掛金の月額上限は、合計68,000円です。
4.は、適切。国民年金基金に加入した場合、その1口目は国民年金の付加年金保険料を含んでいるため、同時加入出来ず、付加年金の付加保険料を納付できなくなります。
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