問4 2015年5月実技資産設計提案業務

問4 問題文と解答・解説

問4 問題文

下記<資料>に関してFPの辻さんが顧客に説明した次の(ア)〜(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、この企業の株価は20,000円とし、購入時の手数料および税金は考慮しないこととする。また、(ア)および(イ)の解答に当たっては、小数点以下第2位を四捨五入すること。

<資料>


(ア)「2015年3月期の連結ベースの決算見込額におけるPER(株価収益率)を同業種の平均的なPER(株価収益率)である20.0倍と比較すると、この企業の株価は割安といえます。」

(イ)「2014年6月時点におけるPBR(株価純資産倍率)は3.3倍です。」

(ウ)「この企業の株式1単元(1単位)を2013年11月1日に購入し、2014年5月12日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は12,000円です。」

(エ)「この企業の株式1単元(1単位)を購入する際に必要な資金は、200万円です。」

ページトップへ戻る
   

問4 解答・解説

投資指標に関する問題です。

(ア)は、×。PER(1株当たり利益率)=株価/1株当たり利益 ですので、1株当たり利益額が分かれば、株価が20,000円の場合のPERが計算できます。
資料の1番下の【業績】欄に、「1株益(円)・連15.3予 772.4円」という記載がありますが、これは、「2015年3月の連結決算における1株当たり利益の予想額は772.4円です。」という意味です。
従って、PER=20,000円/772.4円=25.89…≒25.9倍 から、同業種の平均20.0倍と比較すると、この企業の方が割高(PERが高いほど割高)です。

(イ)は、○。PBR(株価純資産倍率)=株価/1株当たり純資産 ですので、1株当たり純資産額が分かれば、株価が20,000円の場合のPBRが分かります。
資料の真ん中一番下に、「1株純資産(円)<連14.6> 6,052(5,913)」という記載がありますが、これは、「2014年6月の連結決算における1株当たり純資産は6,052円です(前期は5,913円でした)。」という意味です。
従って、PBR=20,000円/6,052円=3.30…≒3.3倍 です。

(ウ)は、×。この企業の株式1単元(1単位)は、資料の1番上の【株式】欄より、100株です。
また、配当については、資料の下段部分真ん中の【配当】欄に、1株当たりの配当金額が記載されています。
従って、2013年11月1日に購入し、2014年5月12日に売却した場合、2014年3月決算時で、配当金を受け取っています。
従って、1単元当たりの配当金合計=60円×100株=6,000円 です。

(エ)は、○。この企業の株式1単元(1単位)は、資料の1番上の【株式】欄より、100株です。
よって株価20,000円の場合、1単元購入するために必要な資金は、20,000円×100株=200万円です。

問3             問5

  ●無料アプリ版公開中。
  ●学科も実技も完全無料!

  

  ●広告無しの有料版。
  ●広告無しで集中学習!

  

ページトップへ戻る

関連・類似の過去問

この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

Yahoo! JAPAN

  • このサイト内を検索
ページトップへ戻る

FP対策講座

<FP対策通信講座>

●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら

●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士 (資格対策ドットコム)

●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座

●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】

ページトップへ戻る

Sponsored Link

実施サービス

Sponsored Link

メインメニュー

Sponsored Link

サイト内検索

Copyright(C) 2級FP過去問解説 All Rights Reserved.