問2 2015年5月学科
問2 問題文択一問題
ライフプランニングの一般的な手法等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.給与所得者の可処分所得の金額は、給与所得の源泉徴収票の支払金額欄に記載された金額となる。
2.現金の収支を表すキャッシュフロー表の作成において、住宅ローンの返済額は、「前年の年間返済額×(1+物価変動率)」の算式により計算した値を記入する。
3.現金の収支を表すキャッシュフロー表の作成において、貯蓄残高は、「前年末の貯蓄残高×(1+運用利率)±当年の年間収支」の算式により計算した値を記入する。
4.個人の資産や負債の状況を表すバランスシートの作成において、不動産は取得時の価額を記入し、預貯金や負債は作成時の残高を記入する。
問2 解答・解説
ライフプランニングの手法・プロセス に関する問題です。
1.は、不適切。ライフプランニングにおける可処分所得とは、いわゆる手取り年収のことで、年収から社会保険料・所得税・住民税を控除したものです。
可処分所得=年収−(社会保険料+所得税+住民税)
給与所得者の源泉徴収票の支払金額欄は、勤務先から支払われた給与の額面=年収です。
2.は、不適切。キャッシュフロー表は現金の収支を表すものですが、住宅ローンの毎年の返済額は、返済方法(元利均等・元金均等)と金利の種別(変動・固定)により計算方法が異なるため、別途返済方法・期間や金利の種別等に応じた返済額の試算表を作成し、反映させます。
3.は、適切。キャッシュフロー表は現金の収支を表すものですが、貯蓄残高は前年の残高とそれに対する利息、さらに今年の収支を増減した値を記入します。
貯蓄残高=前年末の貯蓄残高×(1+運用利率)±当年の年間収支
4.は、不適切。個人のバランスシートを作成する場合、株式等の金融資産や自宅不動産は、取得価額ではなく、作成時の時価で計上し、預貯金や負債は作成時の残高を計上する必要があります。
取得価額で計上してしまうと、購入時よりも価格が下落していることが多い自宅不動産等の現在の価値が反映されず、正しい家計の資産状況を把握できなくなってしまいます。
関連・類似の過去問
この問題と似ている問題を検索してみよう!「検索」ボタンをクリック!

FP対策講座
<FP対策通信講座>
●LECのFP通信講座 ⇒ FP(ファイナンシャル・プランナー)サイトはこちら
●日本FP協会認定教育機関のWEB講座 ⇒ 2級FP技能士
(資格対策ドットコム)
●通勤中に音声学習するなら ⇒ FP 通勤講座
●社労士・宅建・中小企業診断士等も受けるなら ⇒ 月額定額サービス【ウケホーダイ】