問6 2015年1月実技中小事業主資産相談業務

問6 問題文と解答・解説

問6 問題文

Mさんは,Aさんに対して,各種投資指標の概要について説明した。Mさんが説明した次の記述(1)〜(3)について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。

(1) 「 PERは,株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標です。一般に,PERが低い銘柄ほど株価は割高となり,今後の成長性が期待できます。ただし,何倍以下が妥当であるかは,業種や会社規模等によって異なりますので,同業他社との比較や過去からのトレンド等,相対的な基準として判断してください」

(2) 「 ROEは,総資産(総資本)に対する当期純利益の割合を示す指標です。ROEが高い水準で推移していれば,その企業の収益性は高いと判断できますし,株主への利益還元も期待できます」

(3) 「配当利回りは,株価に対する年間配当の割合を示す指標です。成長性のある企業は,利益を再投資して事業拡大をする傾向がありますので,配当利回りが低くなる場合があります。銘柄選択の際には,同業他社との比較をするだけではなく,配当利回りが低い(あるいは高い)理由を調べることも大切です」

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問6 解答・解説

株式投資の評価指標に関する問題です。

(1) は、×。PER(株価収益率)=株価/1株当たり当期純利益で、現在の株価が1株当たりの当期純利益の何倍かを示しているため、同業種でPERが高い銘柄ほど割高、もしくは今後の利益成長が期待されると考えることができます。

(2) は、×。ROE(自己資本利益率)とは、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示しますので、ROEが高いほど収益性が高く、株主への利益還元も期待できます。
ROE(%)=当期純利益/自己資本×100
総資産(総資本)に対する利益の割合を示す指標は、ROA(総資産(総資本)利益率)です。

(3) は、○。配当利回りは、株価に対する1株当たり年間配当金の割合のことです。
配当利回り=1株当たり年間配当金/株価×100 
成長中の企業は利益を配当に回さずに再投資して事業拡大するため、配当利回りが低くなる場合があります。

問5             第3問

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