問3 2015年1月学科
問3 問題文択一問題
国民健康保険(退職者医療制度を除く)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.国民健康保険の被保険者の資格取得の届出は、資格を取得した日から14日以内に行うものとされている。
2.国民健康保険の各年度における保険料(税)には、最高限度額が定められている。
3.国民健康保険には被扶養者という区分はなく、加入者全員が被保険者となる。
4.国民健康保険の医療費の一部負担金(自己負担額)の割合は、被保険者の年齢にかかわらず、一律3割とされている。
問3 解答・解説
国民健康保険に関する問題です。
1.は、適切。国民健康保険は、被保険者資格の取得日から14日以内に資格取得の届出が必要です。
14日を過ぎてから届け出た場合、届出日からしか保険証が使えず、その間の給付はされず、医療費は全額自己負担となります。
2.は、適切。国民健康保険の保険料(税)は、所得割や均等割等により計算され、上限額が設定されています(市町村によって上限は異なります)。
3.は、適切。国民健康保険には被扶養者という制度がないため、加入者全員が被保険者となり、保険料は世帯単位での加入者の所得割や加入者数に応じて支払います。
これに対し健康保険では、年収130万円未満の家族(60歳以上や障害者の場合は、年収180万円未満)は、被扶養者となり、保険料の負担はありません。
4.は、不適切。国民健康保険の医療費の一部負担金(自己負担額)の割合は、70歳以上75歳未満の場合は、原則2割で、現役並みの所得がある人は3割です(70歳未満は3割)。
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