問27 2014年9月学科
問27 問題文択一問題
外貨建て金融商品の取引に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.外貨建て金融商品の取引にかかる為替手数料は、取扱金融機関による違いはなく、外国通貨の種類ごとに一律で決められている。
2.外貨定期預金の満期時の為替レートが預入時の為替レートに比べて円安になれば、当該外貨定期預金に係る円換算の投資利回りは向上する。
3.外貨建てMMFのみを取引する場合には、外国証券取引口座を開設する必要はない。
4.国内の証券取引所に上場されている外国株式を国内委託取引により売買する場合、決済は当該外国株式の通貨により行われる。
問27 解答・解説
外貨建て金融商品の取引に関する問題です。
1.は、不適切。外貨預金等の外貨建て金融商品の為替手数料は、通貨や利用する金融機関、取扱金額等によって異なります。
一般にネット銀行の方が都市銀行よりも為替手数料は安いですね。
2.は、適切。外貨預金は、預入時より満期時の為替レートが円安になっていると、為替差益が発生しますので、円換算の投資利回りは向上します。
例:1ドル100円時に預入、1ドル120円時に満期になると、20円分の差益が発生。
3.は、不適切。外貨建てMMFは、外国証券取引口座を開設する必要がありますが、証券口座管理料は無料です。
4.は、不適切。外国株式を取引する場合、国内店頭取引と海外委託取引(外国取引)があり、外国株式の国内委託取引が、東京証券取引所に上場している外国企業の株式を取引(円建て)するのに対し、海外委託取引では、海外の取引所に上場している外国企業の株式を取引(現地通貨建て)します。
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