問8 2014年9月学科
問8 問題文択一問題
教育ローンおよび奨学金に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.日本政策金融公庫の教育一般貸付を利用するためには、世帯年収(所得)が世帯で扶養している子どもの人数によって定められた金額以内であることが要件とされている。
2.日本政策金融公庫の教育一般貸付の融資限度額は、平成26年4月以降、子ども1人につき300万円とされている。
3.独立行政法人日本学生支援機構の奨学金には、無利息で貸与を受けられる第一種奨学金と、利息付(在学中は無利息)貸与の第二種奨学金がある。
4.日本政策金融公庫の教育一般貸付と独立行政法人日本学生支援機構の奨学金は、同一世帯内で重複して利用することができる。
問8 解答・解説
教育資金(教育ローン・奨学金)に関する問題です。
1.は、適切。日本政策金融公庫の教育一般貸付は、子どもの数に応じた一定の世帯年収以下であることが必要ですが、子どもの学業成績に関係なく申し込めます。
これに対し、日本学生支援機構の奨学金は、子どもは学業優秀であることが必要です。
2.は、不適切。日本政策金融公庫の教育一般貸付の融資額は、学生・生徒1人につき350万円(1年以上の海外留学資金は450万円)以内に拡充されました(以前は学生・生徒1人につき300万円以内)。
3.は、適切。日本学生支援機構の第一種奨学金は、学業優秀で経済的理由で修学困難な者に貸与され、在学中・卒業後ともに無利息です。
第二種奨学金の場合は、在学中は無利息ですが、卒業後に利息が付きます。
4.は、適切。日本政策金融公庫の教育一般貸付と、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金は、同一世帯内で重複利用可能です(教育一般貸付は親の借金、奨学金は子供の借金のため、返済義務のある人が一応別々だからですね)。
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