問38 2014年5月実技資産設計提案業務
問38 問題文
国民年金の第1号被保険者の幸恵さんは、老齢基礎年金の受給資格期間は満たしているが、20歳から7年間、国民年金保険料の未納期間がある。このため、60歳になるまで国民年金保険料の納付を続けても満額の老齢基礎年金を受けることができないので、FPの安藤さんに年金額を増やす方法について相談した。幸恵さんの老齢年金に関する次の記述の空欄(ア)〜(ウ)に入る適切な数値を語群の中から選び、解答欄に記入しなさい。
<安藤さんの説明>
「幸恵さんが老齢年金の額を増やすためには、下記の方法などが考えられます。」
・60歳から( ア )歳になるまでの間、国民年金に任意加入をする。
・国民年金保険料に加えて付加保険料を納付し、付加年金を受給する。
→ 付加年金の受給額=( イ )円×付加保険料納付月数
・老齢基礎年金を繰り下げて受給する。
→ 繰下げ受給増額率=( ウ )%×繰り下げた月数
<語群>
0.5 0.7 0.9 65 67 70
200 300 400
問38 解答・解説
国民年金の任意加入・付加年金・年金の繰下げに関する問題です。
老齢基礎年金の受給資格期間は25年(300月)ですが、60歳時点で受給資格期間を満たしている場合でも、65歳になるまで国民年金に任意加入し保険料を納付することで、満額の老齢基礎年金額に近づけることができます。
(60歳時点で受給資格期間を満たしていない場合は、70歳になるまで任意加入可)
また、付加年金の保険料は月額400円で、付加年金の受給額=200円×付加保険料納付月数 です。
最後に、支給繰下げをした場合、年金は1カ月当たり0.7%増額されます。
以上により正解は、(ア) 65(歳) (イ) 200(円) (ウ) 0.7(%)
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