問15 2014年5月実技資産設計提案業務
問15 問題文
増田さんは、平成25年10月末日に35年7ヵ月勤め続けてきた会社を定年退職し、退職一時金2,000万円を受け取った。増田さんの退職所得に関する次の(ア)〜(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、増田さんは、勤務先の役員であったことはなく、退職は障害者になったことに基因するものではない。
(ア)退職所得控除額を計算する際の勤続年数は35年である。
(イ)退職所得控除額は勤続年数に応じて計算され、勤続年数が20年以下の部分については1年当たり40万円、20年を超える部分については1年当たり80万円となる。
(ウ)退職所得の金額は、退職一時金の金額から退職所得控除額を控除した残額の2分の1に相当する額となる。
問15 解答・解説
退職所得に関する問題です。
(ア)は、×。退職所得控除額の計算上、勤続年数が1年に満たない場合は切り上げられますので、勤続期間35年7ヶ月の隆志さんは、勤続年数36年とされます。
(イ)は、×。退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円です。
(ウ)は、○。退職所得=(退職収入−退職所得控除)×1/2 で計算されます。
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