問5 2014年5月実技資産設計提案業務
問5 問題文
下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
<資料>
1.この投資信託は毎月分配型であるため、どのような運用状況であっても、投資家には毎月必ず収益分配金が支払われる。
2.この投資信託の基準価額は、為替相場の変動により上下する。
3.この投資信託の運用目的は高水準のインカムゲインの確保であることから、元本が保証される。
4.この投資信託の純資産総額の増減の要因は、基準価額の変動のみである。
問5 解答・解説
投資信託の概要に関する問題です。
1.は、不適切。「毎月決算(分配)型」のファンドは、決算の結果、運用状況によっては分配金が変更されたり、支払われない場合もあります。
2.は、適切。「為替ヘッジなし」のファンドは、為替相場の変動で基準価額が変動し、「為替ヘッジあり」のファンドは、為替相場の変動で基準価額が変動しないように設計されています。
3.は、不適切。投資信託の運用対象である株式や債券には元本保証がないため、投資信託も元本保証がありません。
なお、元本「確保」型投信の場合には、満期には元本での払い戻しが可能ですが、中途解約では元本割れの可能性があります(保険みたいな投資商品といえますね。)。
4.は、不適切。投信の純資産総額は、基準価額の変動(運用対象である株式や債券の価格変動)以外にも、投信の設定(購入)・解約(換金)や、分配金の支払いによっても変動します。
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