問10 2014年5月実技個人資産相談業務
問10 問題文
不動産登記に関する以下の文章の空欄(1)〜(3)に入る最も適切な語句を,下記の〈語句群〉のイ〜チのなかから選び,その記号を解答用紙に記入しなさい。
Aさんは甲土地を母Bさんからの相続により取得しており,Aさんはこの取得について甲土地の所有権の( 1 )を行うことができる。所有権の( 1 )の申請は原則として登記権利者と登記義務者が共同して行うことになっているが,相続による場合については登記権利者が単独で行うことができる。甲土地の取得についてAさんが所有権の( 1 )の申請を行った場合,当該登記により登記名義人となるAさんに( 2 )が交付される。
また,Aさんが甲土地に賃貸アパートを新築した場合,Aさんはその所有権を取得した日から( 3 )以内に表題登記を申請しなければならない。
〈語句群〉
イ.保存登記 ロ.設定登記 ハ.移転登記 ニ.登記済証
ホ.登記識別情報通知 ヘ.1カ月 ト.3カ月 チ.6カ月
問10 解答・解説
不動産登記に関する問題です。
不動産を売買したときの所有権移転登記は、登記権利者(買主)と登記義務者(売主)が共同で行いますが、個人が相続により不動産を取得した場合の所有権移転登記は、相続人が単独で申請できます。
また、不動産登記の申請をした名義人に対しては、登記名義人を識別するために法務局から登記識別情報通知が交付されます。
(登記済証(権利証)は、平成17年の不動産登記法改正前の、登記申請書の写しのことで、現在では登記識別情報に順次代えられています。)
なお、建物を新築した際には、建築後1ヶ月以内に建物表題登記の申請が必要です。
(新築時は、当然登記簿にはその建物は登記されていませんから、建物の所有者を把握して固定資産税や都市計画税を課すために、登記が義務付けられています。)
以上により正解は、(1)ハ.移転登記 (2)ホ.登記識別情報通知 (3)ヘ.1カ月
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