第5問 2014年5月実技生保顧客資産相談業務
第5問 問題文
X株式会社(以下,「X社」という)の代表取締役社長であるAさん(65歳)は,将来の相続を視野に入れ,長女Cさん(34歳)の配偶者であるDさん(36歳)を養子(普通養子)とする予定であり,Dさんや家族からの承諾は得ている。
先日,Aさんは,生命保険会社から,相続対策のひとつとして生命保険の提案を受けた。Aさんは,Dさんを養子とすることや提案を受けた生命保険に加入することにより,どれだけ相続税額に影響するか検証したいと考えている。
Aさんの家族構成に関する資料等は,以下のとおりである。
第5問 資料
<Aさんの家族構成>
<Aさんの保有財産>
現金および預貯金:1億円
自宅(土地) :5,000万円
(「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用後の相続税評価額)
自宅(建物) :1,000万円(固定資産税評価額)
X社株式(すべてAさんが保有):1億4,000万円(相続税評価額)
<生命保険会社から提案を受けている生命保険の概要>
保険の種類 : 一時払終身保険
契約者(=保険料負担者)・被保険者:Aさん
死亡保険金受取人: 長女Cさん
死亡保険金額: 3,500万円
一時払保険料: 3,000万円
※上記以外の条件は考慮せず,各問に従うこと。
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