問40 2014年5月学科
問40 問題文択一問題
財務諸表に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
１．損益計算書は、一会計期間における企業の経営成績を示している。
２．貸借対照表は、決算期末時点における企業の財政状態を示している。
３．キャッシュ・フロー計算書は、来期における企業の資金収支の予測を示している。
４．株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額および変動事由を示している。
問40 解答・解説
企業の決算書に関する問題です。
１．は、適切。損益計算書は、企業の一会計期間における収益と費用を示したもので、企業の経営成績を示しています。また、利益の大きさとその発生源泉（本業か臨時収入か等）を示したものでもあります。
２．は、適切。貸借対照表は、企業の一定時点の資産と債務が記載されており、財政状態を示したものといえます。また、資金の調達源泉と使途を示したものでもあります。
３．は、不適切。キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減（収入と支出）を示したものです（事業の「結果」を資金の動きから把握したもの）。
来期の資金収支の予測を示すのは、資金繰り表です（事業の「将来」を資金の動きから予測し、資金ショートを起こさないようにするもの）。
４．は、適切。株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の変動状況を表す財務諸表で、株主資本の変動額については変動事由ごとに区分して表示されます。
問39
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