問12 2014年1月学科
問12 問題文択一問題
生命保険の一般的な商品性に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.生存給付金付定期保険の被保険者が死亡した場合、保険金額からすでに支払われた生存給付金の額を差し引いた金額が死亡保険金として支払われる。
2.逓増定期保険は、保険期間の経過に伴い保険金額が所定の割合で増加するが、保険料は保険期間を通じて一定である。
3.一時払定額終身保険は、契約後いつ解約しても解約返戻金が払込保険料を下回ることはない。
4.養老保険の被保険者が保険期間満了まで生存した場合、死亡・高度障害保険金の80%相当額が満期保険金として支払われる。
問12 解答・解説
生命保険の商品性に関する問題です。
1.は、不適切。生存給付金付定期保険は、一定期間毎に生存給付金が受け取れる定期保険で、保険期間中に被保険者が死亡・高度障害となった場合には、定額の死亡保険金(高度障害保険金)が受け取れます(支払済みの生存給付金を差し引きません)。
生存給付金がある分、通常の定期保険よりも保険料は割高ですが、満期時にも満期受取金が支払われるため、貯蓄機能を備えた定期保険といえます。
2.は、適切。逓増定期保険は、保険期間の経過とともに死亡保険金額が逓増しますが、支払保険料は一定です。
このため、企業が役員に逓増定期保険をかけることで、保険料の一部を損金計上しながら、役員の死亡・引退時の退職金を準備することができます。
3.は、不適切。一時払終身保険は、契約時に保険期間全体の保険料を1回払いで払い込むため、一生涯の保障を準備しつつ、高利回りで解約返戻金の増加を期待できる商品ですが、短期間で解約すると、解約返戻金が払込保険料を下回り、元本割れすることがあります。
4.は、不適切。養老保険は、保険期間中に被保険者が死亡したり高度障害状態になると、一定額の死亡・高度障害保険金、保険期間満了まで生存すると満期保険金が支払われますが、保険金は同額です。
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