問1 2013年9月実技資産設計提案業務
問1 問題文
ファイナンシャル・プランニングの6つのステップにおける第1ステップ「顧客との関係確立とその明確化」において、ファイナンシャル・プランナー(以下「FP」という)が顧客との信頼関係を築くうえで、最も不適切な行為はどれか。
1.顧客にFPの経歴や保有資格を説明すること。
2.ファイナンシャル・プランニング業務の具体的な契約内容とその報酬体系を明示すること。
3.顧客の依頼内容とFPの専門分野や実務経験が適合しているかを確認すること。
4.顧客のファイナンシャル・プランニングに対する責任をFPが一手に引き受けると約束すること。
問1 解答・解説
ファイナンシャル・プランニング・プロセス に関する問題です。
1.は、適切。FPの経歴や保有資格が不明な状態では、顧客との信頼関係を築くことはできませんから、「顧客との関係確立とその明確化」のためには、FPの経歴や保有資格を説明することが必要です。
2.は、適切。そのFPがどの程度まで相談に乗ることができるのか、またその費用はどの程度なのかが不明では顧客との信頼関係を築くことはできませんから、「顧客との関係確立とその明確化」のためには、ファイナンシャル・プランニング業務の具体的な契約内容と報酬体系の明示が必要です。
3.は、適切。顧客の依頼内容がFP自身の専門外であることも有りうるため、「顧客との関係確立とその明確化」のためには、顧客の依頼内容とFPの専門分野や実務経験が適合しているかを確認することが必要です。
4.は、不適切。FPが行うのはプランの検討・作成と実行援助までであり、プランを実行するかどうかは顧客自身の責任において決めることです。また、税金や不動産・遺産相続関連については、税理士・土地家屋調査士・弁護士等の他の専門家の協力を得ることが必要になる場合もありますから、顧客のファイナンシャル・プランニングに対する責任をFPが一手に引き受けると約束することはできません。
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