問2 2013年9月実技中小事業主資産相談業務
問2 問題文
国民年金基金に関する次の(1)〜(3)の記述について,適切なものには○印を,不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
(1) 加入できるのは,原則として20歳以上60歳未満の国民年金の第1号被保険者であるが,平成25年4月から60歳以上65歳未満で日本国内に住所を有する国民年金の任意加入被保険者も加入できることになった。
(2) 掛金は原則として月額68,000円が上限であり,その全額が所得税の税額控除の対象となるため,税制面で優遇されている。
(3) 給付には,老齢基礎年金の上乗せや老齢基礎年金の受給開始前に受給できるつなぎ年金の役目をする老齢年金と,死亡した場合に支給される遺族一時金の2種類がある。
問2 解答・解説
国民年金基金に関する問題です。
(1) は、○。年金確保支援法により、平成25年4月1日以後は、60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入被保険者は、国民年金基金に加入可能となり、老後の年金を増やすことができるようになります。
(これまでは国民年金基金への加入は、国民年金の強制加入者(60歳未満の人など)のみが認められていました。)
(2) は、×。国民年金基金の掛金の上限は月額68,000円(個人型確定拠出年金に加入した場合は、合計額)です。また、全額が社会保険料控除の対象で、受け取る年金は公的年金等にかかる雑所得とされる税制上の優遇措置があります。
(所得から控除される所得控除であり、算出された税額から控除される税額控除ではありません。)
(3) は、○。国民年金基金には老後の給付である老齢年金のほか、年金を受け取る前に死亡した場合に遺族が受け取れる、遺族一時金があり、遺族一時金は全額非課税です。
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