問41 2013年9月学科
問41 問題文択一問題
不動産の登記に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1.土地に関する登記記録は、一筆の土地ごとに作成される。
2.賃借権に関する登記事項は、登記記録の権利部乙区に記録される。
3.不動産の登記事項証明書の交付を受けることができるのは、当該不動産の利害関係者に限られる。
4.不動産登記には公信力がないため、登記記録の内容を真実であると信じて取引した場合でも、法的に保護されるとは限らない。
問41 解答・解説
不動産の登記に関する問題です。
1.は、適切。土地の登記記録は、一筆の土地ごとに作成されます。「筆(ひつ)」とは土地登記上で土地を数える単位で、一筆の土地ごとに一つの所有権が認められます。
2.は、適切。所有権に関する事項は、登記記録の権利部甲区に記録され、所有権以外の権利(地上権・抵当権・賃借権等)に関する事項は権利部乙区に記録されます。
賃借権は所有権以外の権利ですので、権利部乙区に記録されます。
3.は、不適切。登記事項証明書(登記記録)の交付請求は、手数料を納付すれば誰でも可能であり、登記所に直接出向くだけでなく、郵送やオンラインでも可能です。
4.は、適切。不動産の登記には公信力がありません。
このため、登記記録を正しいものと信用して取引を行っても、その内容が真実と異なっていた場合でも保護されません。
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