問23 2013年9月学科
問23 問題文択一問題
一般的な投資信託の種類や分類に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.東京証券取引所に上場されている不動産投資信託(J−REIT)は、すべて契約型投資信託である。
2.東京証券取引所に上場されているETF(上場投資信託)は、すべて会社型投資信託である。
3.公社債や短期金融商品を中心に運用され、株式の組入比率が10%未満の証券投資信託は、公社債投資信託に分類される。
4.ベンチマークを上回る運用成績を目指して運用される株式投資信託は、アクティブ運用のファンドに分類される。
問23 解答・解説
投資信託の分類に関する問題です。
1.は、不適切。投資信託は契約型と会社型に分類できますが、東京証券取引所に上場されている不動産投資信託(J-REIT)は、すべて会社型投資信託です。
会社型の投資信託は、投資法人を設立し、その投資法人が発行する投資口を投資家が購入する形式で、J-REITなどが該当します。
2.は、不適切。東京証券取引所に上場されているETF(上場投資信託)は、主に契約型投資信託ですが、中には会社型投資信託もあります。
契約型の投資信託は、運用会社(委託者)が投資家の資金を信託銀行(受託者)に信託し、信託銀行が運用します。この運用会社と信託銀行との間で締結される信託契約から生じる「信託の受益権」を、受益証券という形で均等に分割し、投資家が購入する形式です(一般的な投信はこちらですね)。
3.は、不適切。公社債投資信託は、株式を全く組み入れることができない投資信託で、運用対象が公社債等に限定されているのに対し、株式投資信託は、約款上運用対象に株式を組み入れることができる投資信託のことで、公社債や短期金融商品を中心に運用していても、株式が少しでも組み入れられていれば、株式投資信託となります。
4.は、適切。アクティブ運用とは、投資評価の基準となるベンチマークを上回る運用成績を目指す運用スタイルです。
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